小児科は総合内科です。当院では中耳炎、湿疹等の皮膚疾患等多くの小児が罹患する疾患にも対応します。重症例・診断困難例は耳鼻科・皮膚科・眼科等の専門科に紹介し連携して診療します。
発熱のほとんどは感染症です。その原因の多くがウイルスで抗菌薬は無効です。感染症から抗菌薬の必要な細菌感染症を見つけ、今度は適切な抗菌薬を選択し、適切な投与量を決定します。適切な抗菌量療法が治療効果と抗菌薬の利かない耐性菌の増加を防ぎます。
そのためには、白血球数とその内容(分画)とCRPの迅速血液検査、鼻咽頭・咽頭培養等の検査が重要となります。お子様への痛い・不愉快な検査より、不適切な薬の方が実際には不利益になることをご理解ください。